2021/07/31 10:48

こんにちは。東京花市場です。


久しぶりのBlogですが、今回は世界でも屈指の花の大国、南アフリカのお花について

紹介したいと思います。



アフリカ大陸の南部に位置する南アフリカ共和国。

日本から飛行機で19時間以上かかることもあり、なかなか馴染みがないのではないでしょうか?


イメージがつきにくい南アフリカという国ですが、

実は世界でも屈指の花の大国なんです。

春になると広大な大地に様々な植物が咲き誇り、植物全体の10%が南アフリカに生育しています。




中でも、南アフリカの南西部に位置するケープ半島には、約8600種類もの植物が見られ、

なんとその約7割が南アフリカの固有種です。

ケープ半島では、そこでしか見られないお花がたくさん咲いているということですね。

ケープ半島の植物保護区は、世界自然遺産にも登録されています。



様々なお花が生産される南アフリカで、もっとも代表的なのが「プロテア」という種のお花で、

同国の国花でもあります。

プロテアの名前はギリシャ神話の神様「プロテウス」に由来しており、

自分の姿を好きなように変えることができるプロテウスの様に、プロテアも様々な種類があります。






東京花市場でも、プロテアを使ったプロダクトを様々ご用意しています。

エキゾチックで独特な形をしているので、一輪でもとても存在感があり美しいです。


こちらは、今年初挑戦のキングプロテアのブーケ。

通常のプロテアよりもひとまわり大きく、圧倒的存在感!

花言葉は「王者の風格」。まさにその通り、お花の王様といっても過言ではありません。





プロテアのほかにも、日本で流通している南アフリカの固有種はたくさんあります。

ピンクッションやセルリアも、南アフリカのお花です。

どれも独特な形をしているという点では、共通点がありますよね。

また南アフリカ産のお花は茎が太く丈夫で、夏でも日持ちする種類が多いんです。








余談ですが、デイジーやガーベラといった日本で馴染みのある花も、実は南アフリカが原産国です。

南アフリカからどういった経緯で日本までやってきたのか・・

そんなことを想像してみるのも楽しいですね。